など、疑問を持っている人もいるはずです。
そこで今回は、興信所にスポットライトをあて興信所と言う職業について紹介します。
現在の「興信所」と「探偵」は、名称が違うだけで同じ職業と考えても問題はありません。
名称があまりに違うため、その内容などにも大きな違いがあるように思えますが、今現在は違いはありません。
ではなぜ、「興信所」と「探偵」同じ調査業でありながら、こんなに違う名称がつけられているのでしょうか?
それは、もともとの成り立ち、探偵と興信所が生まれた背景にそれぞれ違いがあるからです。
日本で一番はじめに生まれた興信所は、明治25年に日本銀行の総裁が設立したもので日本銀行と大阪の銀行団が出資者となって設立されました。
そして、その生まれた目的というのは、当時盛んになってきていた商業活動を円滑に行うための企業信用調査など、一般人や個人ではなく企業に特化した調査を行う為だったのです。
一方探偵の成り立ちは、興信所の設立より遅れる事3年、元警視庁の刑事が日本で初めて私立探偵として設置したものです。
扱う調査の内容は興信所とは違い企業ではなく、個人を対象にしたもので警察と類似しながらも、警察では出来ない調査をするのが日本の私立探偵の設置目的だったといえます。
ですから、設立当初は「興信所」と「探偵」は、調査対象や内容もそれぞれ専門的に行っていたと考えられます。
ただし今は違います。何度も言いますが、現在はこうした興信所と探偵の取り扱い調査等の違いはほぼ見られません。
現在の興信所の仕事内容は、設立当初のように企業調査のみを対象にしたものではありません。
個人の浮気調査や結婚調査、そして人捜しなど、探偵と同様の調査を行っています。
また、ストーカー・DV・いじめ対策も興信所の力を利用して行う事が可能です。
尾行や追跡、張り込みに聞き込みといった探偵と同じ行動によって調査を行っていきます。
興信所のホームページを見れば分かるように、調査内容は多岐に渡り、それは探偵のものと遜色のない内容となっています。
また、今の個人の興信所では、企業を対象とした調査はほぼ行われていないのが実状です。
企業が社員を採用する歳の採用調査を興信所に依頼するというケースはありますが、明治時代のような調査は法律の規制などもあり、ほぼ行われていません。
ターゲットの行動を調査して欲しい、浮気の証拠を掴んで欲しい、身の上を知りたい。などの調査を希望する場合、最初から探偵だけに依頼を考えるのではなく、
興信所への依頼も選択肢に入れることができます。
名称が違うだけで、仕事内容も調査方法も探偵と興信所は同じです。ですので、信頼を出来る事務所を探し、調査をお願いすることが一番です。
興信所も選択肢に入れることで、それぞれの違いを比較することができ、より信頼できる事務所を探しやすくなります。